Meet Our People 11
素材加工
ダイヤモンド加工課
アシスタントマネジャー
M.A
2018年4月新卒入社

TASAKIに入社した
きっかけを教えてください
お客様や社会に対して
責任を取れるという、
大きな信頼感
芸術大学で学んでいたこともあり、就職活動では興味のあったジュエリー制作に携わることができる企業を探していました。TASAKIを選んだ一番の理由は、balanceやdangerに代表される斬新なデザイン、そして真珠の養殖から企画、デザイン、制作、販売までを提供する一貫体制があることです。全ての工程を自社で完結できるということは、どの過程で何が起きても対応できるということ。お客様や社会に対して責任を取れる会社だと感じました。また、面接時にはクラフツマンがジュエリーを制作する現場を見学させていただき、包み隠すことのないオープンな社風に信頼感を抱いたことも入社を決めた理由の一つです。
入社後は、ダイヤモンドの研磨を担当しています。驚いたのは、研磨をした時にダイヤモンドから出てくる削り粉が、透明ではなく「黒」だということ。炭素で構成されているため考えてみれば当たり前のことですが、入社当初は知識がなく、単に「キラキラと輝く宝石」と思っていた私には新鮮でした。粉を指で取り除きながら研磨するため、研磨するほどに指が黒くなっていきますが、対照的にダイヤモンドはどんどん輝きを増していきます。そのギャップを楽しむと同時に、日々美しいダイヤモンドに触れられるこの仕事に充足感を感じています。

現在の仕事内容とTASAKIで仕事をする魅力・やりがいを教えてください。
ダイヤモンドの未来にまで想いを馳せて、完璧を追い求める
ダイヤモンドには結晶構造上研磨できない面が存在することや、最高の輝きを放つダイヤモンドを生み出すためにはどのように原石から取り出してカットや研磨をするかを決めるプランニングがとても重要なことなど、入社後はダイヤモンドに関するたくさんの専門知識を学びました。研磨する際には、こうした知識を頭に入れた上で、プランニングに沿ってファセット(研磨面)を探りながら合計57面を研磨します。特に、「キューレット」と呼ばれる先端部を精密に、完璧に仕上げるのは難易度が高く、クラフツマンの腕が試されるところ。顕微鏡で確認しながら、1/100mmという目に見えないほど小さな世界で調整を重ねます。
TASAKIでは、ダイヤモンドの国際評価基準である「4C」をもとに、さらに厳しい自社基準を設けてダイヤモンドのクオリティを追求しています。この厳しい環境に身を投じ、日々技術を磨きながら最高のダイヤモンドを生み出す仕事に携われていることが、私の誇り。私が研磨したダイヤモンドはいずれ、お客様にとって特別なジュエリーの一部になります。そう思えばこそ、研磨をしているダイヤモンドの未来にまで想いを馳せ、完璧な対称性、完璧な比率、完璧なプロポーションを常に追い求めています。

印象に残っている仕事について教えてください。
イベントでの経験が、
ダイヤモンドへの
探究心を高めてくれた
普段の研磨作業とは異なる、イベントでの仕事が印象に残っています。それは、原石をお客様にご購入いただき、その原石から2石のダイヤモンドを石取りしてジュエリーを制作するというもの。ご夫婦や親子で、同じ原石から研磨された2石のダイヤモンドを身につけることができるため、お客様から好評を得たイベントです。私がそこで担当したのは、小型の分析器を使って原石の内包物や色を分析し、その場でカットや研磨のプランニングをすることでした。「この部分をもっと小さくしたい」というお客様のご要望にお応えしたり、「このラインでカットすると、2つともきれいな石が取れておすすめですよ」と提案したりとコミュニケーションをとる中で、「ロマンがある」という喜びのお声をいただけたことも記憶に残りました。
普段は作業に専念することが好きな私ですが、この経験を通じて、もっと深くプランニングに関する知識を身に付けたいという気持ちが高まりました。プランニングは、ダイヤモンドの輝きを決定づける重要な工程であり、研磨よりさらに難易度が高い仕事ですが、だからこそ任される喜びも大きいものです。経験を積んでプランニングを極め、原石から最高の輝きを放つダイヤモンドを生み出すことが今の目標の一つです。
ダイヤモンドは、ほんのわずかでも研磨しすぎると途端に価値が落ちてしまいます。そのため、研磨作業の間は慎重に慎重を重ねて研磨することを意識しています。ただ、研磨という目の前の作業にばかり没頭すると、「お客様の大切なジュエリーを作る」という本来の目的を見失いかねません。そういう意味では、この先どれだけ高い技術を極めようと、クラフツマンとしてのキャリアを何年重ねようと、気持ちの上では「慣れない」ことが大切なのかもしれません。日々ダイヤモンドを扱っているとその希少性すら忘れてしまいそうになりますが、常に初心に返り、お客様の手元に届いた瞬間までを想像しながら作業に向き合うことを心がけています。
理想的なプロポーションを形作ることができると、顕微鏡を覗いた時にダイヤモンドの内部に特有の美しい模様を見ることができます。これが、パーフェクトな研磨ができている証であり、この模様を見られることがクラフツマンの特権。まばゆく輝くダイヤモンドを生み出す喜びを日々味わいながら、そして何より、このダイヤモンドがお客様にとっての「特別」にふさわしいジュエリーとなることを願いながら、これからも妥協なく技術を高め続けます。


Profile 素材加工 M.A
ジュエリーに興味を持っていたことから制作職を目指し始め、新卒でTASAKIに入社した後ダイヤモンド加工課で研磨を担当している。休日は映画やドラマを見ながら家でゆったり過ごすのが好き。
- ※インタビューの内容は取材当時の情報です
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