Meet Our People 08

ジュエリー制作
工芸開発課
スタッフ

S.O

2019年新卒入社

社員インタビューS.O:メイン画像

TASAKIに入社した
きっかけを教えてください

経験を積むほどに、
技術は研ぎ澄まされていく

「TASAKI Atelier」や「RITS PARIS par TASAKI」に代表されるハイエンドなジュエリーラインを展開していることが、TASAKIに入社を決めた理由です。美術大学で学んだ鍛金や彫金などの金属工芸の知識や技術を活かしながら、ハイジュエラーならではの高い技術が求められる環境で自身のスキルをさらに高めていきたいと考えました。

実際、商品のバリエーションが豊富で、かつ厳しい品質基準を設けているTASAKIだからこそ、実践を通して技術を鍛え上げることができていると感じます。現在私が担当しているのは、金属の成形や組み立てを行う「細工」というセクション。鋳物をやすりや回転工具などで削って湯道や鋳肌を取り除いたり、パーツをロウ付けしたりして成形する工程です。時には、原型の制作も担当します。原型は、その後に制作される全てのジュエリーを形作る元となるため、品質を左右する極めて重要な工程の一つ。その一工程に裁量を持って臨むうちに自ずと責任感も高まります。経験を積むほどに技と感覚が鋭くなっていくのを感じると同時に、求められる技術の難度も上がっていき、「期待されている」という喜びで制作への気持ちもどんどん熱くなっています。

社員インタビューS.O:画像01

現在の仕事内容とTASAKIで仕事をする魅力・やりがいを教えてください。

同じ想いでバトンをつなぐ、TASAKIのクラフツマンシップ

全ての工程には一定の手順がありますが、商品の形や扱う金属の種類などによって条件が異なるため、毎回同じ作業をすれば良いというわけではありません。例えばロウ付け一つとっても、使用する素材や形状によって熱の伝わり方が異なりロウが溶ける速度が変わるため、火の強さや当てる角度を細やかに調整する必要があります。一つの平面を作るだけでも、限りなくフラットで美しい面を出すために、手を動かしながら微調整を繰り返し、感覚に覚え込ませていきます。

作業する上で念頭においているのは、私の手の中にあるものが単なる金属ではなく、お客様にとって大切なお品物の一部になるという意識。人生の特別な日に身につけていただくものを作っているという確かな想いを自分の中に持ち、決して妥協しないことを自分自身に課しています。違和感が少しでもあれば手を入れ、自分が完璧と思える状態にまで仕上げてから次のセクションに回す。きっと、どのセクションでも同じ想いでジュエリーに向き合い、次へとバトンが引き継がれているのだと思います。

こうして最後までにこだわり抜いて制作したジュエリーが、街中の広告に掲示されて多くの人を魅了している様子を見ると職人冥利に尽きます。

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印象に残っている仕事について教えてください。

ハイジュエリーを
自らの手で生み出す感動

初めてハイジュエリーを担当した時のことを今もよく覚えています。任される喜びは感じながらも、果たして自分自身の技術でやり遂げられるのかという不安もある中での挑戦。ミスが許されない、後戻りもできない作業を前に、集中力を極限にまで高めて各工程を慎重に進め、最後までやり切った時には言いようのない高揚感に包まれました。

その後、次のセクションを担うクラフツマンが磨きをかけ、石留めをし、さまざまな工程を経てようやく完成。私が最後に見た姿からさらに美しく昇華し、幾多のダイヤモンドをまとって輝くハイジュエリーを見た瞬間には「こんなに素敵な製品に仕上がるなんて」と感動しました。

それまで、ベテランのクラフツマンが携わったハイジュエリーを憧れの目で見てきました。それが今は自分の手を通って生み出されているという実感に、ありあまるほどの感動とやりがいを感じます。同時に、私にもハイジュエリーの制作を担える力があるという自信もつきました。入社前に思い描いていた職人像を今、私自身が体現できていると感じます。

自らの技術が高まっていることは感じているものの、TASAKIには何十年もジュエリー制作に携わるベテランのクラフツマンが多く、自分は「まだまだ」と痛感します。一流のクラフツマンの技術力の高さを目の当たりにする度に、悔しさを感じたり落ち込んだりと、技術の追求に終わりはありません。ただそれも、より高みへと挑戦できる土壌のあるTASAKIだからこその「のびしろ」なのだと思っています。

やるならとことん上を目指す。これが私の考えです。好奇心が強く負けず嫌いな性格を強みに、難易度の高い商品や技法であっても臆せず積極的に挑戦を続け、まだ自分が知らないような技術や知識を身につけていきたいと考えています。

TASAKIにはこれから、さらに高い評価を得るジュエリーを生み出し、世界中が認めるグローバルラグジュアリージュエラーになってほしいと願っています。そのために私も、これまでになかったような技巧でこだわり抜いたジュエリーを生み出したい。世界中を魅了するジュエリー制作に一つでも多く携わることができるように、現状に留まることなく技術を磨いていきます。

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社員インタビューS.O:プロフィール画像

Profile ジュエリー制作 S.O

2019年入社。観劇が趣味で、休日にはよく劇場に足を運んでいる。予定がない休日は家でゆったり過ごしたり、近所のカフェでのんびりコーヒーを愉しんだりするのがお気に入り。

  • ※インタビューの内容は取材当時の情報です

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TASAKIで働くことは、
世界中の人々を魅了するジュエリーを
生み出すことに繋がります。
あなたの才能が輝く場所を、
TASAKIで見つけてください。

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